【教育・子育て】方針と5年計画(案)ご意見募集中です(2025年1月20日まで)
こんにちは! 総合教育監の加藤聡です。
姫路市では現在、教育・子育て施策に関する方針や計画について、市民のみなさまの意見を募集する「パブリックコメント」を実施しています。
今回は、それぞれの概要や市政における位置付け・関係などをご説明します!
1.「教育大綱」の改定
1つ目は、姫路市の教育施策の根本方針である「教育大綱」です。
現行の教育大綱を2020年に策定して以来の社会情勢の変化や姫路市の取り組みを踏まえ、改定します。
策定者である清元市長は、次のように述べています。
また、山田副市長は「教育大綱に記載された要素を軸として、市の施策を進めることになる」と、意義を強調しました。
教育大綱(案)は、以下の5つの基本方針で構成しています。
Ⅰ 多様な学びを通じて、子どもたちの生きる力を育みます。
Ⅱ 誰ひとり取り残されない教育環境を整えます。
Ⅲ 社会全体で子どもの健やかな成長を支えます。
Ⅳ 誰もがいつまでも学び、豊かな心身を育む機会を充実します。
Ⅴ 歴史・文化を大切にし、ふるさとを愛する心を醸成します。
教育大綱(案)の全文、ご意見の募集(パブリックコメント)など詳細については、以下のページをご覧ください。
2.「こども計画」の策定
2つ目は、初めての策定となる、姫路市こども計画です。
2023年4月にこども家庭庁が発足すると共に、こども基本法が施行されました。国が定めた「こども大綱」も踏まえて、姫路市としても「こどもまんなか社会」の実現にむけて、こども計画を策定します。
姫路市子ども・子育て会議において議論を重ね、2025~29年度を対象期間とする姫路市こども計画「ひめじ こども・若者みらいプラン(仮称)」の答申を頂きました。
基本理念は、
こども・若者が希望を持ってすこやかに育ち、未来へつながるまち 姫路
~「だれひとり取り残さない」社会をめざして~
です。
この実現にむけて、5つの基本目標を設定しています。
基本目標1 こども・若者の権利を守り、すこやかな成長を支える
基本目標2 安心してこどもを産み育てられる環境をととのえる
基本目標3 若者の生活を支え、未来への希望の実現を支援する
基本目標4 支援が必要なこども・若者や家庭を支援する
基本目標5 こども・若者や子育て世帯の声を聴き、みんなで一緒に取り組む
全文や参考資料、ご意見の募集(パブリックコメント)など詳細については、以下のページをご覧ください。
また、こどもの意見を募集するために、通常のパブリックコメント(上記)に加えて、17歳以下または高校生を対象とした「こどものいけんぼしゅう」も実施しています。
なるべく分かりやすい説明にし、漢字にルビをふった「やさしい版」を作成しました。ニックネームでも意見を寄せることができます。
3.「教育振興基本計画」の策定
3つ目は、第3期姫路市教育振興基本計画の策定です。
市立幼稚園や市立学校、姫路科学館や文化財、図書館など、教育委員会が所管する取り組みの方向性を示すものです。
姫路市教育振興基本計画審議会で議論を重ね、答申を頂きました。こちらの対象期間も、2025~29年度です。
基本理念は、
未来をひらく ふるさと姫路の人づくり
~すべての人が自分らしく学び、つながる教育を目指して~
です。
目指す人間像として、
・自身の可能性を信じ、学び続ける自立した人間
・ふるさとを愛し、互いの伝統や文化、生き方を尊重し、多様な人々と共生する人間
・持続可能な社会の創り手としてつながり、協働できる人間
を掲げ、具体的に取り組んでいく事業を示しています。
全文やご意見の募集(パブリックコメント)など詳細については、以下のページをご覧ください。
3つの関係・位置づけ
姫路市においては、最上位計画である姫路市総合計画「ふるさと・ひめじプラン2030」のもとで、分野ごとに方針や計画を策定しています。
それぞれの計画では、どんな目標にむけて、どんな取り組みを、いつまでに行っていくのかを示しています。それぞれ関連する部分もあるため、互いに整合・連携を図っています。
今回ご紹介した3つの策定プロセスにおいて、私はすべての会議に出席しました。ある会議で出た意見を、別の計画の担当者に共有する場面も。
部署の垣根を超えた連携を推進するのが総合教育監としての役割です。
方針や計画を完成させ、推進していく中で、いっそう連携に取り組んでいきたと思います。
市民のみなさまからのご意見、お待ちしております!