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【開催レポート】もっと知りたい!姫路市立高校メッセ

こんにちは!総合教育監の加藤聡です。

8月26日に「姫路市立高校メッセ」が、アクリエひめじで開催されました。
(主催:姫路市教育委員会・市立3高校)

進学先を検討している中学生や保護者の方などを対象に、市立3高校(姫路・琴丘・飾磨)や統合新設校の魅力を伝えるイベント。

当日の様子や、新設校について説明された情報などをお伝えします!


市立3高校による共創

「市立高校メッセ」の開幕を告げたのは、姫路高校・吹奏楽部のファンファーレ!

姫路高校・吹奏楽部

琴丘高校・ダンス部が力強くオープニングを盛り上げ、久保田教育長がステージに登場。開会を宣言しました。

琴丘高校・ダンス部
久保田教育長の開会あいさつ

このイベントは、姫路高校・琴丘高校・飾磨高校の再編を機に今年度から開始した「姫路市立高等学校つながりプロジェクト」のひとつ。

放送部による司会進行、書道部によるタイトル看板のライブパフォーマンスなどなど、生徒たちが大活躍。

全体の司会進行を担当した、姫路高校・飾磨高校の放送部
琴丘高校・書道部による書道パフォーマンス
完成したタイトル看板

まさに、市立3高校が力をあわせて作り上げました。

生徒たちが語った市立高校の魅力

生徒による各学校の紹介や「市立高校生徒会サミット」の取り組み発表など、様々な企画が行われたステージ。

久保田教育長と3校の生徒たちによるトークセッションも、ハイライトの一つでした。

久保田教育長と3校生徒が登壇

それぞれの学校の良さ、新設校に引き継ぎたいこと、後輩たちへのメッセージ・・様々なテーマで、活発な意見が交わされました。

登壇した一人ひとりが披露してくれたエピソードや思いには、市立高校の魅力がたくさん。

「学校行事が楽しい、先生と生徒の距離が近くて親しみやすい」

「小学校や大学など、地域と連携したプログラムが魅力」

久保田教育長は「市立高校の魅力をこれからも一緒に創りながら、新しい市立高校づくりにつなげていきたい」と、意気込みを語りました。

新たな市立高校について発表も

2026年4月に開校する統合新設校。

校名については、公募に対して792件の応募があったと紹介されました。どんな名前になるのか、楽しみですね!

そして、新設校の学び「3本の柱」や、教育課程やカリキュラムの特色などについて、教育委員会から説明がありました。

当日の説明スライドより
当日の説明スライドより

重視する教育内容としては、
・総合的な探究学習
・グローバル教育
・リベラルアーツ教育
・学校行事や部活動を通じた協働的な学び
の4つが紹介されました。

「総合的な探究学習」は、2022年度から全ての高校で必履修となった、新たな科目です。
課題設定、情報収集・分析、まとめ、発表という一連のプロセスの中で、フィールドワーク等も実施しながら、課題解決力を育みます。

 

3校生徒による「探究活動」発表

この「探究」に関連して、私も当日、役割を担いました。

登壇した筆者

3校4組による「探究発表」の進行ならびに質疑です。

授業の中で、グループを組んで進めた探究。

姫路高校「商店街の活気をもう一度!!」

授業をきっかけに、個人の有志活動に発展している取り組み。

姫路高校「Innovation for Himeji tourism -姫路観光に革新を!-」

修学旅行を舞台に、テレビ取材や書籍出版にもつながったプロジェクト。

琴丘高校「HELLOおきなわ~修学旅行先で出会った沖縄のヒトとモノ~」

先輩のバトンを後輩が引き継いでいる、長期間にわたる部活動での実践。

飾磨高校(生物部)「海水魚スズキに右利き・左利きがあるのか!?」

いずれの発表も、実社会をフィールドに、様々な協力も得ながら、実践を通じた学びにあふれていました。

こうした高校生の「探究」を、どうサポートしていくことができるのか。
そんな“問い”に、私自身の「探究」として取り組んでいきたいと、思いを新たにしました。