【異文化理解】「ポーランド食文化体験教室」開催レポート
こんにちは!高等教育室の古川です。
「グローバル人材育成事業」の一環で実施した「ポーランド食文化体験教室」の様子をご紹介します!
気軽に異文化体験をしてみよう!
世界の食文化を学ぶことは、異文化理解の入り口になります。
食文化の違いを感じるという経験をきっかけに、様々な違いを理解し、認め合い、そして共感することは、国際交流に必要な適応力や柔軟性を養うことにつながります。
今回は、ポーランド出身の先生お二人が、ポーランドの伝統料理を教えてくれました。
Let’s enjoy cooking!!!!
当日は県内7つの学校から13名の学生が参加してくれました。
みんなで作る料理は、伝統的な家庭料理である「ザワークラウトときのこの揚げクレープ(Krokiety z kapustą i grzybami)」です。「赤ビーツのスープ(バルシチュ(Barszcz czerwony))」と一緒にいただきました。この2品はクリスマスによく食べられる組み合わせとのこと。
一般的には、小さな餃子にザワークラウトときのこを詰めて、バルシチュと食べることが多いそうですが、今回は餃子の代わりにクレープ生地で包み、香ばしいパン粉で焼き上げます。
ポーランドでは、クリスマス・イブの食事では肉を使わず、野菜やきのこが主役となります。バルシチュも、野菜だけで出汁を取り、優しい味わいに仕上げるそうです。
普段、料理をよくしている生徒もそうでない生徒も、担当に分かれて調理開始です。
この日集まってくれたみんなは初対面の人がほとんどで、海外にルーツを持つ生徒も。お互いの好きな食べ物や、それぞれの国の食文化などについて語らいながらのクッキング。料理が出来上がるにつれて、みんなの距離も縮まり、打ち解けて話も弾んでいきました。
バルシチュ作りには時間がかかるので、今日はインスタントのバルシチュをいただきました。ただ、このインスタントは日本国内では販売されていない、本場のポーランドから届いた本格的な代物。異国の香りが鼻をくすぐり、現地に行ったような気分になれました。
参加してくれた高校生たちからは、
・初めて体験した味だった。いつかポーランドに行って食べてみたい。
・料理を一緒にしていく中で、初対面の人とも仲良くなれた。他の国の人と話す経験が出来てよかった。
・いつか自分も海外の人に日本の料理を紹介できるようになりたい。
などの声が聞かれました。
国籍や文化の異なる方とコミュニケーションを取りながら、ともに料理を作って、美味しくいただく。五感を使った食の体験を通じて、楽しみながら世界の多様性を学ぶことができました。
料理レシピはこちら
ザワークラウト(細切りキャベツの西洋風漬物)以外の食材は、日本のスーパーで手に入ります。これなら、自宅でも作れそうですね。気になった方は、以下のレシピを参考に試してみてください。
サワークリームをかけてみても美味しいみたいですよ。
今後のイベントは?
「グローバル人材育成事業」では、今後も市内在学・在住の高校生と外国人留学生を中心に、ともに学び、交流することで、互いの国際理解を深め、グローバルな視野やコミュニケーション力を育んでもらえるようなイベントなどを予定しています。
各イベントのお申込みは、以下の申し込みフォームからご応募できます。
イベント内容の詳細は、順次、申し込みフォーム内でも発信されますので、こまめにチェックしてみてください。
公式インスタグラムご覧ください!
最後に、SNSのご紹介です。
ひめじグローバル人材育成コンソーシアム事務局の公式インスタグラムです。
https://www.instagram.com/himeji_global/p/DCfj1UHTNKP/?img_index=1
今後実施する国際交流イベントや講座などの情報を発信していきますので、フォローをお願いします。