【開催報告】トークセッション「住み続けたい街づくりは自分たちで!」を開催しました(後編)
こんにちは。姫路市ひめじ創生戦略室の金治です。
7月6日にトークセッション「住み続けたい街づくりは自分たちで!」を開催しました。
その内容について、2部に分けてレポートさせていただきます。今回は後編です。
【前編はこちら】
トークテーマ3: 「姫路らしさ」とは何か?
「住み続けたくなる街ってどんな街?」「子育てをしたくなる街には何があるのか?」についてお話いただいた前半を終え、後半はいよいよ姫路市の魅力に迫っていきます。
まずは、姫路市を表現する言葉や姫路市の特長について、パネリストのみなさんに質問を投げかけました。
久保田智子さんからは、「とかいなかってよく言うんですけど、姫路駅の周りには、私が東京に住んでいたときに使っていたお店はすべてそろっているんです。で、車で30分程度で自然がある。」という利便性の良さが挙げられました。
東京にお住まいだった頃、自然を求めて引っ越し先を探していた時期があったけれど、生活するうえでは利便性も必要だと気づいたそう。
その点、「姫路のすごいところはですね、その大自然もいい塩梅できちんと手が入れられてるんです。他にはなかなかない場所だと感じる。」と、姫路市林田町の伊勢に遊びに行かれた体験からのお話がありました。
また伊藤滋之さんからは、「ディズニーランドはテーマパークではなく百貨店である」という考え方を例に、「発想のアングルを変えると、全然違って見える。見せ方、アングルで見え方が変わる気がする。」とのコメント。
さらに次原悦子さんからは、何もなかったイタリアの小さな街で、一人の女性がパスタの作り方を教えてくれる料理教室付きの民泊を始めたところ、感動した宿泊客の口コミからたくさんの人が観光に訪れるようになった、というエピソードが紹介されました。
ここで、会場とのセッションタイム。
みなさんに「姫路ってどんな街かを言葉にしてください」という質問にお答えいただいたところ、市外ご出身の来場者の方から、次のようなエピソードが紹介されました。
「知り合いもいなくて孤独な子育てをしていたとき、息子がどこでもハイハイする時期があって、みゆき通り商店街でハイハイすることがあったんです。結構人通りもある中で、同じペースで歩いてくれる人がいたり、おばあちゃんが『かわいいね』って声かけてくれました。そういう受けとめ方をしてくださる方が多くて、姫路で子育てして救われたなというふうに思っています。」
また、他の来場者の方からは「率直なまち。自分の商売抜きで、『あそこ行ったらあるよ』と言ってくれはるんですよね。」というお話がありました。
これに対し次原悦子さんからは、「ちょっとおせっかいみたいなところもあるのかなって。すごくありがたいんですよ。」とのコメントがありました。
ちょっとおせっかいで、子どもに対して寛容性の高い街って、とても素敵ですね。
トークテーマ4: 「伝えるを伝わるにかえる」~姫路の魅力の発掘と発信~
ここまでのトークを踏まえて、ラストは「伝わること」についての話題へ。
伊藤滋之さんは、これまでのお仕事で「やっぱり伝わらないと意味がない」と思い、どうしたら伝わるのだろうかと考えてこられたそうです。
その時に心がけていたことが1つあったそうで、それは、「我々が考えたことを、私が伝えました。私が伝えたことを、聞いた方が、誰かに伝えたくなるかどうかということを心がけてきました。つまり、第三者に伝わることがとても重要で、伝えるときに、その次に誰かに伝えてくれるっていうことを心がけて番組を作ろうと心がけてきた。」とのことでした。
これを受け、次原悦子さんからは、「まず家に帰ったら、ご両親に自分の会社は本当にすばらしい、本当にいい会社に入れてよかったっていうふうに言いなさい。」という松下幸之助さんの新入社員の心得についてご紹介がありました。
そのように子どもに言われたら親はうれしい、親がうれしければ近所の人に言うかもしれない。それを聞いた近所の人はまた他の人に言うだろう。こうして口コミは拡がっていく、とのことでした。
そして久保田智子さんからは「(姫路市をちょうどいいまちと感じている方が多かったが)ここがちょうどいいっていうものが、実はみなさんは、それぞれのストーリーでお持ちなんだろうと思いました。みなさんの実感を、まずは言葉にしてみる、SNSで発信してみることから見えてくるものがあるのかもしれない。」とのコメントがありました。
最後に、清元姫路市長より挨拶。
市長からは、「子ども達が(たとえ一度離れたとしても)いつかは帰ってきたいと思えるまち、それこそが姫路市だと思います。子ども達が戻りたくなるまち姫路を、ぜひみなさんと一緒につくっていきたいと思います。」とのお話がありました。
今後は「ひめじ大会議」を開催します!
2回にわたりトークセッションの内容を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
今後は、姫路市の「いま」と「これから」について、みなさんに言葉にしていただく【ひめじ大会議】~言いたい放題が街のチカラに〜を開催します。
【プロジェクト概要はこちら】
現在、8月から9月に開催する会議の参加申し込みを受け付けております。
「姫路のここが好き」「ここが物足りない」等、率直なあなたの声をお聞かせください。
ご参加お待ちしております!
(先着順です。3回とも同じ内容で、会場が異なります。)
■ 8月17日@ピオレ姫路
開催日時:令和6年8月17日(土曜日) 午後1時30分から午後4時まで
会場:ピオレ姫路1 6階ピオレホール(姫路市駅前町188-1)
募集人数:50人程度(予定)
■ 9月1日@イオンモール姫路リバーシティー
開催日時:令和6年9月1日(日曜日) 午後1時30分から午後4時まで
会場:イオンモール姫路リバーシティー 1階タワーガーデン(姫路市飾磨区細江2560番地)
募集人数:50人程度(予定)
■ 9月16日@アクリエひめじ
開催日時:令和6年9月16日(月曜日、祝日) 午後1時30分から午後4時まで
会場:アクリエひめじ 会議室407、408(姫路市神屋町143-2)
募集人数:100人程度(予定)
【申し込みフォーム】https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfZiBRqSrl4CAdQ1eJ2jx6y02lLR6JWr05_63CCO3WhTAtJQg/viewform