【高校生たちが語ったこと】「姫路グローバル高校生キックオフ会」開催レポート
こんにちは!高等教育室の古川です。
今年度スタートした「グローバル人材育成事業」キックオフイベントの様子をご紹介します!
当日は、高校生を中心に約100名の参加がありました。
「グローバル人材育成事業」とは?
姫路市が新たに始めた「グローバル人材育成事業」
日本人高校生と外国人留学生とが、ともに学び、交流することを通じて、国際理解やコミュ ニケーション能力などを育みます。
清元市長あいさつ「グローバリゼーションとは何か」
今回は、この事業のキックオフ。
開会のあいさつで清元市長は、ノーベル平和賞のニュース(日本原水爆被害者団体協議会に授与)に触れながら、「グローバリゼーションとは何か、考えてもらいたい」と訴えました。
都築 正男さんってどんな人?
世界で最初にカルテに「原子爆弾症」と記載した医師。広島の原爆被爆に際し、現地調査・被爆者救護にあたり、以来、救護と療法の研究に献身努力され、放射線医学に大いに貢献された方です。
オープニング 留学生によるインドネシア民族舞踊
オープニングに華を添えてくれたのは、姫路女学院で学ぶ外国人留学生たち。 ふるさとインドネシアの民族舞踊を披露してくれました。
情緒あふれる音楽と華やいだ踊りで、会場は陽気で明るい雰囲気に包まれました。
久保田教育長と市内高校生 トークセッション
この日のハイライトは、久保田教育長と市内高校生とのトークセッション。
久保田教育長と留学生、外国にルーツのある高校生、日本人高校生が、「いま、私たちはど のように世界と関わっているのか」をテーマに、日本語と英語をおりまぜながら語らいまし た。
高校生たちから活発に出された意見の数々。その一部を、テーマごとに一部ご紹介しま す!
「姫路で暮らしていて、どのような瞬間に世界とつながっていることを感じるか」
下校時に外国人観光客とすれ違うことが増え、身近に世界を感じる。
同じ英語でも、地域によってアクセントが異なる。姫路での生活の中で様々なルーツを 持つ人と英語で話す中で、その違いを感じた。
自分の考えもしない視点を持つ他の外国籍の生徒から刺激を受けた。
「考え方の違いをどのように乗り越えていくべきか。」
コミュニケーションを通じて相手の文化を知ることが大事である。
違いを認めて話し合う。コミュニケーションを通して、その違いを乗り越えていく。
例えば紛争では、お互いがそれぞれの正義を持っている中で、話し合いを通していく ことになる。普段からのコミュニケーションを取っている先に、その解決につながっていくことがあるのではないか。
「将来に向けて、これからどのように世界と関わっていきたいと考えているか」
姫路で学んだ色んな経験が、将来にとても役立つと思う。グローバル人材として、姫路と心でつながっていると思う。
様々な国の言語に翻訳して、世界に向けた小説を書きたい。
その国の法律を学ぶことからも、その国の文化や歴史を理解することができると思う。 将来は、色んな国に行って法律を学び、世界の問題を解決し、住みやすい世界をつくっていきたい。
国旗への興味が転じて、将来は、世界の国々の観光資源など魅力を多くの人に伝えていきたい。市長がグローバリゼーションにおいては、自分たちの歴史や文化を発信することも大切であるとおっしゃっていた。僕はこれまで、他の国についてのインプットに集中してきたが、自分が育った国や地域についても深く知り、発信していきたいと思う。
高校生のみなさんは、姫路市の中でも世界とのつながりを感じていました。オープンマインドで様々なことを受け入れ、積極的に学び、自分の“ゾーン”から少しでも出て、 新たなものを発見しようとする高校生たちの姿勢が強く印象に残りました。
今年度の取り組み
最後に、事務局から、今年度のグローバル人材育成事業の取り組みを説明しまし た。
留学生との交流会、食文化体験、オンライン探究、地元企業見学会など、さまざまな行事 を予定しています。
各イベントのお申込みは、以下の申し込みフォームからご応募できます。
イベント内容の詳細は、順次、申し込みフォーム内でも発信されますので、こまめにチェ ックしてみてください。
今後も、公式サイトやこの note も活用して発信していくので、よろしくお願いします!
公式インスタグラムご覧ください!
最後に、SNSのご紹介です。
ひめじグローバル人材育成コンソーシアム事務局の公式インスタグラムです。
今後実施する国際交流イベントや講座などの情報を発信していきますので、フォローを お願いします!
また、久保田教育長が、姫路市教育委員会の公式インスタグラムで、今回のイベントにつ いて投稿しています。
こちらも、フォローしてくれたらうれしいです!